自分に人為的なヘッドスタートを与える

たとえ架空のものであっても、すでに完了した進捗から始めることが、やり遂げる可能性を高める。

Why it works

ヌネスとドレーズは、消費者が「10個のスタンプで無料コーヒー」のカードを、あらかじめ2個(12個のスタンプカードのうち)押された状態で受け取った場合の方が、10個のスタンプカードにゼロから始めた場合よりも早く完成させることを示した——必要な実際の進捗量は同じなのに、見かけの進捗から始めた方が達成率が高かった。その仕組みはこうだ。付与された進捗は、部分的な完了という知覚を作り出すことで、ゴール・グラディエントをより早く起動させ、目標への近さという駆動力を活性化させる。

How to do it

  1. 新しいプロジェクトでは、関連する過去の経験や以前の完了したステップ、関連する仕事を、正真正銘の進捗として明示的に認識する。
  2. 本当にそうである場合には、出発点を「白紙」ではなく「すでに進行中」として組み立てる。
  3. 追跡システムを作る際は、ゼロから始めるのではなく、本当に完了している前提条件をあらかじめマークしておく。
  4. 起きていない進捗をでっち上げないこと——効果は、本物の獲得された進捗という知覚に依存している。

エビデンス

ヌネスとドレーズ(2006)は、フィールド実験で「付与された進捗効果」を示した。顧客が、ゼロから始める同等の短いカードと比べて、長いカードでヘッドスタートを与えられた時、コーヒーロイヤルティカードの完成率がほぼ倍増した。 (rct)

これは特定の消費者文脈でのフィールド実験だった。複雑な個人的目標への一般化はもっともらしいが、同じ規模で非消費者の場面で直接再現されたわけではない。

出典

  • Nunes & Dreze (2006), the endowed progress effect: how artificial advancement increases effort, Journal of Consumer Research

よくある間違い

本当に得た分を超えて人為的なヘッドスタートを水増ししてしまうこと——不誠実に感じられコミットメントを損なう可能性がある。この効果は、本物の以前の進捗を認識することで働くのであり、それをでっち上げることではない。

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