離れる前にメンタル固着を打ち破る
何度も戻ってしまう思い込みに名前をつけ、休憩が実際にそれを揺さぶれるようにする。
Why it works
インキュベーションは、解放すべき固着があるときに最も役立つ。メンタルセット——ひとつの捉え方への無意識のコミットメント——があなたを行き詰まらせているものであり、休憩の前にその捉え方を明示的にすることで、オフラインのプロセスに緩めるべき具体的な対象を与えることになる。見えない罠からは逃げられない。名前をつけることは脱出の半分だ。
How to do it
- 休憩の前に、自分が何度も戻ってしまう一つのアプローチを書き出す。
- そのアプローチが依存している思い込みは何かを問い、それを明示的に記す。
- 「もしその思い込みが間違っていたら」という問いを、積極的に解こうとせずゆるく保ちながら休憩を取る。
エビデンス
機能的固着とメンタルセットに関する研究に基づいている。それらは事前の捉え方が解決策を妨げることを示しており、インキュベーションが部分的には固着が消散することによって恩恵をもたらすという見解に基づく。よく研究された現象に対する機序的な説明だ。ドゥンカーの機能的固着に関する研究とルーチンスのアインシュテルング水差し実験は、固定された事前の捉え方が、そうでなければ到達できたはずの解決策を測定可能な形で妨げることを示す基礎的な実証だ。 (mechanistic)
インキュベーションが固着を特に「忘れる」ことによって機能するかどうかは、競合する機序の説明の間で議論がある。固着そのものの存在はよく確立されている。
出典
- Functional-fixedness / mental-set research (e.g. Duncker’s candle problem; Luchins’ water-jar set)
- Duncker, K. (1945). On problem-solving (L. S. Lees, Trans.). Psychological Monographs, 58(5), i-113.
- Luchins, A. S. (1942). Mechanization in problem solving: The effect of Einstellung. Psychological Monographs, 54(6), i-95.
よくある間違い
自分が何に固着しているかを一度も名指しせずに離れてしまうこと——そのため戻ってきてすぐに同じ捉え方に逆戻りしてしまう。