馴染みのない内容を馴染みのある形式に包む

真に新しいアイデアを、聴き手がすでに認識している構造の中で提示する――形式の馴染みが内容の新奇性への抵抗を下げる。

Why it works

認知的流暢性は複数の層で働く――形式(リスト形式、物語、Q&A)が馴染みのあるものであれば、内容が新奇であっても処理の負担は軽減される。形式の流暢さが生む肯定的な感情は内容にも部分的に転移し、新奇性が引き起こす初期の抵抗を下げる。これが確立されたジャンルや馴染みのある物語構造が困難なアイデアをより理解しやすくする理由だ。

How to do it

  1. 聴き手がすでに快適に接している伝達形式(物語、チェックリスト、比喩、例から入る説明)を特定する。
  2. 新しい形式と新しい内容を同時に学ばせるのではなく、その形式の中に新しいアイデアを包んで提示する。
  3. 技術的あるいは馴染みのない用語を導入する前に、馴染みのある語彙を入り口として使う。

エビデンス

認知的流暢性の研究は、処理のしやすさが真実、美、信頼性の判断を含め、内容への肯定的な評価を高めることを示している。流暢さのレバーとしての形式は理にかなった応用だ。 (observational)

流暢さは虚偽の主張を真実らしく感じさせるためにも使われうる(錯覚的真実効果)――倫理的な制約は、形式のアクセスしやすさを本物の洞察への障壁を下げるために使うべきであり、低品質なアイデアを密輸するために使うべきではないということだ。

出典

  • Reber, Schwarz & Winkielman (2004), cognitive fluency and aesthetic pleasure, Personality and Social Psychology Review

よくある間違い

馴染みのない形式で新しいアイデアを導入し、抵抗を聴き手がそのアイデアを望んでいない証拠だと結論づけること――多くの場合、彼らはただその包装を読み解けていないだけだ。

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