ホルモンにまつわる「パワーポーズ」の約束は無視する
姿勢は実感される自信のために使うが、それがホルモンを変えていると信じ込まない。
Why it works
もとのパワーポーズの主張は、二分間の堂々とした姿勢がテストステロンを上げ、コルチゾールを下げ、リスクテイキングを増やすというものだった。正直なメカニズムはずっと狭く、あらゆる効果は内分泌の変化ではなく、自己認識と実感される自信(身体化された認知)から来る。これを知っておくことで、実在しない効果に頼ることをやめ、実在する部分を活用できる。
How to do it
- 重要な場面の前に堂々とした姿勢が気分を助けるなら、その実感される効果のために使う。
- それがホルモンを変えたり、より大きなリスクを取らせてくれると期待しない。
- ポーズ自体を努力の代わりにするのではなく、準備とリハーサルという実質を伴わせる。
エビデンス
もとのパワーポーズにおけるホルモンとリスクテイキングの効果は、より大規模な事前登録された研究で再現に大きく失敗した。その後の研究は、控えめな「実感される力」という自己報告の効果のみを支持している。 (mechanistic)
もとの研究者の一人でさえ、実感される自信の効果は存在しうるとしつつ、後にホルモンに関する主張からは距離を置いた。強い生理学的主張は裏づけのないものとして扱うこと。
出典
- Ranehill et al. (2015), failed replication of power posing’s hormonal and behavioral effects, Psychological Science
よくある間違い
二分間のポーズが自分を生理的に変えてくれると信じ込み、そうならなかったときに裏切られたと感じること——実際に活用すべきは、正直で小さな、実感される自信への効果の方である。