自分の信念を反証する証拠を積極的に探す
「何が自分の考えを変えるだろうか」と問い、まさにそれを探す。
Why it works
確証バイアスは、人々に既存の信念と一致する証拠を探させ、気づかせ、記憶させ、矛盾する証拠を無視させ、忘れさせ、割り引かせる。ベイズ的な対抗策は意図的な反証探索である。仮説が偽である世界で最も起こりやすい証拠を積極的に探すこと。これは認知的に不快である。まさにそれが機能する理由なのだが。
How to do it
- 現在の信念を明示的に述べる。
- 「もし見つけたら、この信念が明らかに間違っていると分かるような、たった一つの証拠は何か」と問う。
- その証拠を偶然にではなく意図的に探しに行く。
- そのような証拠を見つけられない、あるいはそれがどのようなものか想像できないなら、それをその信念が反証不可能であるという警告のサインとして扱う。
エビデンス
確証バイアスは最も強固に記録された認知バイアスのひとつである。意図的な反証戦略は実験室の課題でそれを減らすいくらかの証拠を示しているが、実世界でのバイアス除去は難しく、しばしば部分的にしか成功しない。 (observational)
確証バイアスに対するバイアス除去介入は、控えめでしばしば文脈が限られた効果を生む。この実践は助けにはなるが、バイアスを排除するわけではない。
出典
- Wason (1960), failure to falsify in a reasoning task, Quarterly Journal of Experimental Psychology
- Nickerson (1998), confirmation bias: a ubiquitous phenomenon, Review of General Psychology
- Wason, P. C. (1960). On the failure to eliminate hypotheses in a conceptual task. Quarterly Journal of Experimental Psychology, 12(3), 129-140.
- Nickerson, R. S. (1998). Confirmation bias: A ubiquitous phenomenon in many guises. Review of General Psychology, 2(2), 175-220.
よくある間違い
「何が自分の考えを変えるか」という仮説的な答えを生み出しながら、実際にその証拠を探しに行かないこと——このエクササイズが言葉だけに留まり、実証的な行為にならない。
IX Coach でこれを実践する
More practices for ベイズ的思考:信念を合理的に更新する方法
- 証拠を見る前に事前確率を述べる
データを見る前に、何かがどれくらい起こりやすいかについての数値的な見積もりにコミットする。
- 信念を全面的にではなく段階的に更新する
新しい証拠は確率をある程度シフトさせるべきであり、5%から95%へ一度に飛ぶことはめったにない。
- 証拠を、それがどう感じさせるかではなく、尤度比によって評価する
自分が正しい場合とそうでない場合とで、この証拠がどれくらい起こりやすいかを問う。
- 確信度予測を追跡することで較正を練習する
あなたの「80%確信している」信念は、約80%の頻度で実現するはずである——それを確認する。
- 参照クラスを使って個人的な見積もりを基準率に根づかせる
自分の状況がどう展開するかを見積もる前に、似たような過去の状況を見つけて何が起きたかを確認する。
- 信念を賭けに変換して本当の確信度を明らかにする
その信念に五分五分の掛け率で100ドル賭けるだろうか。その答えはしばしば、主張された確信度と実際の確信度のギャップを明らかにする。
関連する概念
- 『ファスト&スロー』を使いこなす
Two systems, the biases they create, and when to slow down
- メンタルモデル:チャーリー・マンガーのラティスワーク・アプローチ
Building the multi-disciplinary toolkit that lets you see what single-discipline thinkers miss
- 確証バイアス:見たいものを見てしまう
The most pervasive cognitive bias and the practices that actually chip away at it
- 期待値思考:不確実性の中で決断する
The math of rational choice under uncertainty, its real limits, and how to use it anyway