重要な局面の前に、資源と要求を照らし合わせる

状況が求めるものと自分が持っているものを明確にリストアップすることで、評価をチャレンジ側へ引き寄せる。

Why it works

ブラスコビッチのモデルでは、チャレンジ評価と脅威評価の根本は比較にある——知覚された資源と知覚された要求の比較だ。この比較はしばしば自動的かつ暗黙のうちに行われ、ネガティブな記憶の想起しやすさや不確実性によって脅威側に偏りがちになる。この比較を明示的かつ網羅的に行うことで、この偏りを打ち消し、脅威探索プロセスが見落としている本物の資源を浮かび上がらせることができる。

How to do it

  1. 重要な局面の前に、二つの欄を書く。要求(状況が自分に求めるもの)と資源(スキル、経験、準備、支え)だ。
  2. 両方の欄を具体的に。曖昧な要求は具体的なものより恐ろしく感じられ、曖昧な資源は具体的なものより心強さが薄い。
  3. 本物の非対称性を探す。資源が明らかに要求を上回っている部分ははっきりそう名づける。そうでない部分は、どんな準備がそのギャップを埋めるかを特定する。
  4. 不安が高まったら、本番の直前に資源の欄へ戻る。

エビデンス

ブラスコビッチらは、知覚される資源対要求の比率を操作すると、統制された実験環境で心血管系のパターンが脅威からチャレンジへとシフトすることを示した。知覚される有能感を高める資源監査型の介入は、スポーツやパフォーマンス心理学の分野で検証されてきた。さらにブラスコビッチら(2004)は、課題の前に測定したチャレンジパターンの心血管指標が、その後の運動パフォーマンスを実際に予測することを示し、資源対要求の読みが現実の成果と結びついていることを裏づけた。 (observational)

実験室での心血管指標は、必ずしも主観的な体験や行動の成果ときれいに対応するとは限らない。フィールド研究では効果はより小さく、ばらつきも大きい。

出典

よくある間違い

要求だけをリストアップして(不安が自動的にやることだ)、資源の欄を半分空のままにしてしまう——両方の欄がしっかり書き込まれて初めて評価はシフトする。

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