安価な報酬がワンタップの距離にならないようデフォルトを設計する
高刺激の入力を、望んでいる活動よりも手が届きにくくする。
Why it works
行動は最も抵抗の少ない道をたどる。最も刺激的な選択肢がデフォルト――ロック解除済み、プリインストール済み、自動再生――であるなら、意図に関わらず摩擦だけでそれが勝ってしまう。安価な報酬にステップを加え、望む行動からステップを取り除くことで、その瞬間に意志力を必要とせずに、同じ選択を傾けることができる。
How to do it
- 対象となるものへの摩擦を増やす:ログアウトする、アプリを削除する、スマホを別の部屋に置く、自動再生を無効にする。
- 代替となるものへの摩擦を減らす:本を開いたままにしておく、ジムの服を用意しておく、楽器を出しておく。
- デフォルトを毎週監査する――再インストールや再ログインを重ねるうちに摩擦は静かに失われていく。
エビデンス
選択アーキテクチャと摩擦に関する研究は、デフォルトと労力コストへの小さな変更が、好みを変えることなく行動に大きな変化をもたらすことを一貫して示している。 (rct)
デフォルト効果に関する文献は全般的に強い。特定のスマホの摩擦の調整があなたの集中力に与える効果の大きさは個人差があり、正確には測定されていない。
出典
- Thaler & Sunstein, choice architecture / default-effect research
- Johnson EJ, Goldstein D. Do defaults save lives? Science. 2003;302(5649):1338-1339.
よくある間違い
アプリをホーム画面のワンタップの距離に残したまま意図に頼ってしまうこと。その瞬間ごとの選択を確実に変えるのは意志力ではなく摩擦だ。