セッション前に中断要因を排除する

注意が向け直された瞬間にフローは崩壊する——始める前に気の散らない環境をつくる。

Why it works

中断のあとの注意の回復は遅く、アテンション・レジデュー(注意の残留)に関する研究では、ごく短い課題の切り替えでも認知的な「糸」が最大20分間活動し続け、フローを定義する完全な注意の没頭を妨げることが示されています。通知や自己中断のひとつひとつが、フローに必要な集中の蓄積をリセットしてしまいます。

How to do it

  1. 電話を別の部屋に置くか、(サイレントだけでなく)デバイスレベルで完全なおやすみモードを有効にする。
  2. 課題に不要なブラウザタブやアプリケーションをすべて閉じる。
  3. 同じ空間にいる人にその時間帯は対応できないことを伝える。
  4. 見えるタイマーを使い、中断のない時間が有限であることを確認する。

エビデンス

アテンション・レジデューの研究では、課題の切り替えが次の課題のパフォーマンスを測定可能な時間だけ損なうことが分かっており、フローには持続的で途切れない注意が必要だというメカニズムと一致しています。 (observational)

アテンション・レジデューの研究はパフォーマンスの低下を測定しているのであって、フロー状態そのものではありません。フローとのつながりはメカニズム的なものです。

出典

よくある間違い

電話をサイレントにしても机の上に表向きに置いておくこと——研究ではスマートフォンが視界に入るだけで利用可能なワーキングメモリが減ることが分かっており、物理的な距離が重要です。

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