自己目的的な(本質的に報われる)活動を選ぶ
活動それ自体に取り組む価値があるとき、フローは最も容易に訪れる。
Why it works
チクセントミハイはフローが起きやすい活動を自己目的的と呼んだ——外的な見返りのためではなく、それ自体のために行われるものだ。活動そのものが報酬であるとき、注意は結果ではなく行為にとどまる。それが没入が必要とする志向性だ。外的動機だけの場合、注意は結果へと引っ張られ続け、現在の行動から離れてしまう。
How to do it
- 無給でもやりたい仕事の部分に気づき、それに寄り添う。
- 成果物だけでなく、技巧や行為そのものを強調するように課題を再構成する。
- 作業中は結果から距離を置き、結果は作業後に判断する。
エビデンス
自己目的的な性質はフロー研究に繰り返し現れるテーマであり、純粋に外的な動機よりも内的動機を重視することは自己決定理論の知見と収束する。 (observational)
自己目的的な性格がフローの原因なのか相関物なのかは確定していない。この研究の多くは記述的で自己報告に基づく。
出典
- Deci, E. L., & Ryan, R. M. (2000). The 'what' and 'why' of goal pursuits: Human needs and the self-determination of behavior. Psychological Inquiry, 11(4), 227–268.
- Deci, E. L., Koestner, R., & Ryan, R. M. (1999). A meta-analytic review of experiments examining the effects of extrinsic rewards on intrinsic motivation. Psychological Bulletin, 125(6), 627–668.
よくある間違い
作業中に見返り(成績、お金、評価)に固執すること——それは注意を結果に留め、フローが宿る活動から遠ざけてしまう。