肩甲骨コントロールのためのウォールエンジェル

壁に沿ってゴールポストの姿勢で腕を上げ下げし、肩甲骨の運動制御と胸椎伸展を再構築する。

Why it works

ウォールエンジェルは、頭・胸椎・腕を平らな面に同時に接触させ続ける能力を明らかにし、鍛える——著しいデスク姿勢を持つ人にとっては本当の難題である。壁がもたらす制約は胸椎を伸展方向に強制し、腕を上げる際に下部僧帽筋と前鋸筋が肩甲骨を上方回旋させるよう訓練する。これは痛みのないオーバーヘッド動作に必要なメカニクスである。

How to do it

  1. 壁を背にして立ち、足を15センチほど前に出し、腰を軽く壁に触れさせ、腕をゴールポストの姿勢にする(肘を肩の高さで90度に曲げる)。
  2. 腰、上背、頭、腕をすべて壁に接触させたまま保つよう試みる。
  3. すべての接触点を保ちながら、可能な限り腕をゆっくりと頭上までスライドさせる。
  4. ゆっくり戻す。10〜15回繰り返し、どこで接触が失われるかを記録する。

エビデンス

ウォールエンジェルは肩甲骨の上方回旋と胸椎伸展を訓練するもので、どちらも頭部前方・巻き肩の姿勢では不足しがちである。この運動は肩と首の機能障害に対する理学療法において標準的なものである。 (clinical)

ウォールエンジェルそのものを対象とした直接的なRCTのエビデンスは限られている。その根拠は確立された肩甲骨・胸椎メカニクス研究に由来する。

よくある間違い

胸椎の伸展が不十分なことを補うために腰を壁から反らせてしまうこと——これは運動を簡単にしてしまい、治療上の負荷を取り除いてしまう。

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