実際の数字を対象に練習する――電話番号、日付、事実
抽象的なドリルではなく、実際に必要な数字にすぐこのシステムを応用する。
Why it works
練習した記憶術のスキルを実世界での使用へ移すには、対象となる文脈で意図的に練習することが必要である。ドリルでランダムな数字の列を符号化することはシステムの仕組みを身につけるが、明日必要になる数字を符号化することは、本物の必要性による動機づけの符号化の利点と、個人的な関連性による自己参照の利点を加える。
How to do it
- 本当に思い出す必要がある数字を5〜10個特定する(同僚の内線番号、歴史上の日付、暗証番号など)。
- メジャーシステムを使ってそれぞれを符号化する。大きな組の一部なら記憶の宮殿に配置する。
- 24時間後に、見ずに取り出せるかテストする。
- どの符号化が成功し、どれが失敗したかを追跡する。うまくいかない符号化には、より鮮やかなイメージが必要である。
エビデンス
意図された使用の文脈で学習することが、その後のその文脈での想起を助けるという転移適切処理は、記憶研究において十分に確立されている。実際の使用に合致する対象材料での練習は、類似しているが異なる材料での練習よりも優れている。 (observational)
転移適切処理は、記憶術のトレーニングが広く一般化することを保証しない。特定の数字の種類(電話番号)での練習は、追加の的を絞った練習なしには、異なる種類の数字(座標など)に十分に備えるとは限らない。
出典
- Morris, Bransford & Franks (1977), levels of processing versus transfer appropriate processing, Journal of Verbal Learning and Verbal Behavior
よくある間違い
訓練モードでランダムな数字の列だけを練習し、実際の数字にシステムを応用しないこと。動機づけと練習の文脈が異なるため、実際の場面ではシステムがより難しく感じられる。