最悪の事態を具体的に定義する
その行動を取った場合に起こり得る最悪の事態を――漠然とではなく具体的に――リストアップする。
Why it works
定義されていない恐怖は拡散した脅威として処理され、脳はそれを実際よりも大きく、逃れがたいものとして扱います。それぞれの最悪の事態を具体的で境界のある出来事として書き出すことで、とりとめのない不安を、実際に理由づけできる有限のリストへと変換します。恐怖に名前をつけることが、それを麻痺させるものから分析可能なものへと変える一歩です。
How to do it
- 自分が避けている行動を選び、一番上に書く。
- 思いつく限りの最悪の事態を一行ずつ、具体的な出来事として書き出す。
- それぞれについて、どれくらい起こりそうか、どれくらい永続的かを1〜10のスケールで評価する。
エビデンス
これは実践者の演習です。そのもっともらしいメカニズムは、感情のラベリング研究――感情を言葉にすることが扁桃体の反応性の低下と結びついている――や、ストア派のpremeditatio malorum(悪の予見)の実践と整合しますが、フィアセッティングのプロトコル自体は研究されていません。 (mechanistic)
「フィアセッティング」の正式な結果検証は存在しません。可能性と永続性の評価は、データとしてではなく推論の補助として扱ってください。
出典
- Lieberman, M. D., Eisenberger, N. I., Crockett, M. J., Tom, S. M., Pfeifer, J. H., & Way, B. M. (2007). Putting feelings into words: Affect labeling disrupts amygdala activity in response to affective stimuli. Psychological Science, 18(5), 421–428.
- Torre, J. B., & Lieberman, M. D. (2018). Putting feelings into words: Affect labeling as implicit emotion regulation. Emotion Review, 10(2), 116–124.
- Kircanski, K., Lieberman, M. D., & Craske, M. G. (2012). Feelings into words: Contributions of language to exposure therapy. Psychological Science, 23(10), 1086–1091.
よくある間違い
恐怖を漠然とした見出しとしてリストアップすること(「大惨事になる」)――具体的で評価可能な出来事としてではなく。これでは恐怖は漠然として手に負えないままになる。