悪意(瞋恚)への対処
嫌悪、苛立ち、恨みが瞑想に入り込んだとき、その引き金となる人や物への慈悲の心で迎える。
Why it works
悪意は嫌悪の状態だ——欲求とは反対の極にある。処方される対処法は、嫌悪の対象に向けたメッタ(慈悲)であり、悪意の収縮を善意の拡張で直接打ち消す。「あなたが幸せでありますように」へのわずかな転換でさえ、悪意を養う反芻のサイクルを断ち切る。
How to do it
- 瞑想中に苛立ちや恨みが現れたら、それを名指す:「悪意が存在している」。
- 嫌悪が向けられている人、状況、あるいは自分自身の一部を心に思い浮かべる。
- メッタのフレーズを3〜5回送る:「あなたが幸せでありますように。あなたが健やかでありますように。あなたが安らかでありますように。」
- 悪意が自分自身に向いている場合——瞑想中の自己批判的な思考——は、メッタを内側に向ける。
エビデンス
慈悲の瞑想は複数の研究で怒りと嫌悪関連の否定的感情を減らす。これは実際にかなり直接的に研究されている梵住(ブラフマヴィハーラ)の実践の一つだ。 (observational)
ホフマンらのレビューはLKM(慈悲の瞑想)全般を扱っている。瞑想中の悪意へのリアルタイムの対処法としての具体的な応用は臨床的拡張だ。
出典
- Hofmann et al. (2011), loving-kindness and compassion meditation, Journal of Psychiatric Research
- Hofmann, S. G., Grossman, P., & Hinton, D. E. (2011). Loving-kindness and compassion meditation: Potential for psychological interventions. Clinical Psychology Review, 31(7), 1126–1132.
よくある間違い
嫌悪を抑圧する、あるいは存在しないふりをすること——メッタは認識された経験の内側から働くのであって、それを覆い隠すものではない。
IX Coach でこれを実践する
More practices for 五蓋(ごがい):瞑想の障害を診断し向き合う
- 対処法を適用する前の、正確な蓋の特定
瞑想の障害について何かをする前に、五蓋のうちどれが実際に存在しているのかを名指す。
- 惛沈睡眠(こんじんすいみん)への対処
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落ち着きのなさと不安には、より高い警戒ではなく、落ち着かせ、地に足をつけ、注意の範囲を狭めることが必要だ。
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- 疑(ぎ、ヴィチキッチャー)への対処
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実践の中で最も頻繁に現れる蓋を追跡し、セッション内の対処法だけでなく生活条件の原因を特定する。
関連する概念
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