経験を教訓に変えるために振り返る
課題の後、ただ先に進むのではなく、保持すべきことと変えるべきことを抽出する。
Why it works
経験だけではゆっくりとしか学習しない。意図的な振り返りは、何が起きたのか、なぜなのか、次回何を違うやり方にするのかを言語化させることで学習を加速する。教訓を言葉にすることで、それは明示的で想起可能になり、物事がうまくいった、あるいはうまくいかなかったという漠然とした感覚に溶けてしまうのではなく、実際に次の状況へと転移する。
How to do it
- 課題の後、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、次回のための唯一の変更点を書き出す。
- 結果だけでなく原因に名前を付ける(「うまくいかなかった」ではなく「準備を急いだ」)。
- その一つの具体的な変更点を、明示的に次の試みに持ち込む。
エビデンス
構造化された振り返りに関する研究では、経験から教訓を言語化するために時間を取ることが、振り返りのないさらなる練習よりも後続のパフォーマンスを改善しうることが分かっており、明示的なメタ認知処理の価値と一致する。 (rct)
振り返りは具体的で前向きなものであるときに役立つ。どう感じたかについての漠然とした反芻は同じ効果を生まず、非生産的になりうる。
出典
- Di Stefano, Gino, Pisano & Staats (2016), "Learning by Thinking", on structured reflection improving performance
よくある間違い
課題を終えたらすぐに次の課題を始めてしまい、教訓が決して明示化されないため同じ失敗が繰り返されること。