アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)実践入門
ACTの中核プロセス、その背後のメカニズム、そして根拠についての正直な見立て
アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)とは何か?
アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)はスティーブン・ヘイズが開発した心理療法で、訓練を受けた臨床家によって提供される。つらい思考や感情をまず減らそうとするのではなく、心理的柔軟性——内的経験を軽く保持しながら、それが存在する間もあなたが大切にすることに向けて行動し続ける能力——を築く。認知的フュージョンの解消、アクセプタンス、今この瞬間との接触、文脈としての自己、価値、コミットされた行動という6つの中核プロセスを通じて機能する。数十件のランダム化比較試験を統合したメタ分析は、心身の幅広い問題にわたり信頼できる効果を報告しているが、効果は疾患や比較対象によって異なる。以下のページは各プロセスとその背後にあるメカニズムを説明するものだ。これらはACTの説明であり、ACTのコースそのものではなく、資格を持つセラピストとの取り組みに代わるものでもない。
アクセプタンス&コミットメント・セラピーは異例の動きをする——まず症状を減らそうとはしない。代わりに心理的柔軟性を築く。つらくても、今この瞬間にとどまり、思考を軽く持ち、自分の価値観に沿って行動し続ける能力だ。ACTはセラピーであり、訓練を受けた臨床家が目の前の人に合わせて提供するもの。以下はその6つのプロセスがどう働くかの説明であり、それに代わるものではない。以下はその働きを担うプロセスであり、それぞれに背後のメカニズムと、根拠についての調整済みの注記を添えている。これらは理解し練習するスキルであり、必要なときのケアに代わるものではなく、ここに書かれていることをあなたがどう感じるかについての約束と読むべきではない。
実践法
- 認知的フュージョンの解消(デフュージョン)
思考を、文字通りの真実や従うべき命令としてではなく、通り過ぎていく心的出来事として見る。
- アクセプタンス(進んで受け入れること)
望まない感情と闘うのではなく、それが存在する余地を作ることで、感情に支配されなくする。
- 価値の明確化
チェックリストのように片付けられる目標とは区別して、人生をどの方向へ動かしたいかを名づける。
- コミットされた行動
不快さが現れても、自分の価値観に向けた具体的な一歩を何度も繰り返し踏み出す。
- 今この瞬間との接触
過去や未来に迷い込むのではなく、柔軟な注意を今ここに向ける。
- 文脈としての自己(観察する自己)
思考や感情に定義されることなく、それらを観察する変わらない「あなた」に気づく。