支持する証拠と反する証拠を検討する
思考を仮説のように検証する:実際に何がそれを支持し、何がそれに反しているか?
Why it works
自動思考は検証のステップを飛ばしてしまう――それは真実だと感じられるため、確認されないまま受け入れられる。思考を支持する証拠と反する証拠を意図的に集めることは、より遅い、推論的なシステムを再び働かせ、たいていはその結論が誇張されていたことを明らかにする。感情はより正確な評価へと再調整される。感情は解釈のあとに続くからだ。
How to do it
- 思考を支持する具体的な証拠を列挙する。
- それに反する、あるいはそれを複雑にする証拠を列挙する。過去に自分が間違っていた時のことも含める。
- 両方を比較検討し、公平な観察者ならどう結論づけるかを問う。
エビデンス
証拠の検討(ソクラテス式問いかけ)は、不安とうつに対してもっとも実証的に裏づけられているアプローチの中核的な認知療法技法である。うつ病と不安障害を対象とした最新のメタ分析は、認知行動療法が対照条件と比較して中程度から大きな効果を生むことを裏づけている。 (rct)
この方法全体に対する強い裏づけがある。この技法は、本物の問題に対する正確な評価ではなく、真に歪んでいる思考に対してもっとも効果を発揮する。
出典
- Hofmann, S. G., Asnaani, A., Vonk, I. J. J., Sawyer, A. T., & Fang, A. (2012). The efficacy of cognitive behavioral therapy: A review of meta-analyses. Cognitive Therapy and Research, 36(5), 427-440.
- Cuijpers, P., Cristea, I. A., Karyotaki, E., Reijnders, M., & Huibers, M. J. H. (2016). How effective are cognitive behavior therapies for major depression and anxiety disorders? A meta-analytic update of the evidence. World Psychiatry, 15(3), 245-258.
よくある間違い
否定的な思考を確証する証拠だけを探すこと――そのエクササイズを公正な審理ではなく検察側の主張に変えてしまう。