問う:最悪の事態が起きても対処できるだろうか?
破局的思考は対処能力も過小評価している――方程式のその半分を検討する。
Why it works
不安は二つのレバーで動いている――脅威の確率と、それへの対処能力だ。認知療法はその両方に取り組む。悪い結果が本当に起こり得るときでも、不安は「それに耐えられない」という信念によって維持される――「私はそれに対処できない」というものだ。困難なことに対処した過去の例を検討することは、記憶からの直接的なエビデンスによって「対処できない」という信念に挑む。
How to do it
- 最悪のシナリオを取り上げ、「もしこれが起きたら、実際に自分は何をするだろうか?」と問う。
- 恐れている結果が起きた最初の一週間にすること三つを書き出す。
- 以前は対処できないと思っていたことに対処した時のことを思い出す。それをエビデンスとして使う。
エビデンス
対処に関する自己効力感――ストレスに対処する自分の能力への信念――は不安と健康アウトカムの頑健な予測因子であり、それを高めることはCBTとバンデューラの自己効力感研究の両方における仕組みである。 (observational)
対処能力のチェックは臨床的に確立された要素だが、このチェックから不安の軽減へと至る因果経路は、CBTプロトコル全体ほどには孤立した試験の裏付けを持たない。
出典
- Bandura (1997), self-efficacy: the exercise of control — coping self-efficacy and anxiety
- Benight, C. C., & Bandura, A. (2004). Social cognitive theory of posttraumatic recovery: The role of perceived self-efficacy. Behaviour Research and Therapy, 42(10), 1129–1148.
よくある間違い
実際に対処計画を生み出さないまま「対処できる」と結論づけること――抽象的な結論は、具体的で説得力のあるステップと同じ安心感をもたらさない。
IX Coach でこれを実践する
More practices for 「デカタストロファイジング(破局的思考の解除)」を実践する
- 問う:実際の確率はどれくらいか?
恐れている結果の現実的な起こりやすさを、感覚ではなくエビデンスに基づいて明示的に見積もる。
- 最良のケース、最悪のケース、最もありそうなケースを描く
恐れているものだけでなく、ありそうなものに思考を再び固定するために、三つのシナリオすべてを書き出す。
- 問う:これは一年後、五年後にどう見えるだろうか?
時間的な距離から見ても、その破局がまだ破局的に見えるかどうかを確かめるために、先の時点へ投影する。
- 破局的な信念について、賛成と反対のエビデンスを列挙する
最悪ケースの信念を仮説として扱い、実際のエビデンスを集める。
- 脅威を較正するための基準率データを見つける
恐れている結果が、似た状況にある人に実際にどれくらいの頻度で起きているかを調べる。
- 破局を実際の深刻度スケールで測る
恐れている結果を0~10の深刻度スケールで評価し、それを本当に10点だとわかっているものと比較する。
関連する概念
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A small kit of skills for different moments, each with its mechanism and honest evidence