心配と反芻についての自分のメタ信念を特定する
心配し続けさせているメタ信念を表面化させる――「心配は役に立つ」「止められない」「じっくり考えれば解決する」。
Why it works
心配と反芻は、肯定的なメタ信念(その思考スタイルが有用だという信念:「心配していれば準備ができている」)と否定的なメタ信念(それが制御不能あるいは危険だという信念:「心配を止められない」「心配のせいで病気になる」)によって維持される。これらの信念は、その思考スタイルを維持するレバーだ――個々の心配の内容に取り組むよりも、これらに取り組む方が効率的だ。
How to do it
- 長引く心配や反芻のエピソードの後、こう問う。「なぜこれについて考える価値があると暗黙に信じていたのか?」
- 肯定的なメタ信念を探る。「心配することが対処、準備、問題解決に役立つと信じているか?」
- 否定的なメタ信念を探る。「心配は制御不能だ、あるいは自分に害を及ぼすと信じているか?」
- ラベルだけでなく、具体的な信念を書き留める。
エビデンス
心配についての肯定的・否定的なメタ信念(メタ認知質問票で測定)は、多くの観察研究において全般性不安障害の重症度や他の不安・うつの指標を一貫して予測する。 (observational)
相関的な証拠は頑健だが、因果的な主張(メタ信念を変えることが障害を解決する)はランダム化比較試験によって支持されているものの、そのメカニズムの経路は直接的に分離されていない。
出典
- Wells & Cartwright-Hatton (2004), a short form of the metacognitions questionnaire, Behaviour Research and Therapy
よくある間違い
心配についての信念ではなく、心配の内容を特定してしまうこと――「渋滞のせいで遅れると信じている」は対象レベルであり、「渋滞について心配することが時間通りに着くのに役立つと信じている」がメタ信念だ。
IX Coach でこれを実践する
More practices for メタ認知療法を実践に活かす
- 肯定的なメタ信念に挑む:心配は本当に役立っているのか?
心配することが対処、準備、問題解決に役立つという信念の証拠を検証する。
- 分離したマインドフルネス:関与せずに思考を観察する
思考を追いかけたり、評価したり、それに基づいて行動したりせずに、意識の中を通過させる。
- 制御可能性を検証する実験として心配を先延ばしにする
心配が信じているよりも制御可能であることを自分自身に証明するために、意図的に心配を30分間先延ばしにする。
- 注意訓練技法(ATT)
音の間で意図的に注意を切り替える練習をする――注意の柔軟性を築き、自己焦点化を減らす訓練。
- 個人的なMCTケース概念化を構築する
自分自身の悪循環をマッピングする:きっかけ→肯定的メタ信念がCASを活性化→否定的メタ信念がそれを維持→苦痛。
- 状況的注意の再焦点化:自己から状況へシフトする
不安を引き起こす状況では、注意を課題、相手、環境に能動的に向け直す。