遅行指標ではなく先行指標となる行動を記録する
自分がすること(食事を記録した回数、歩いた分数、書いた語数)を記録し、結果(体重、体力、書き上げた章数)ではない。
Why it works
遅行的な結果指標(体重、収入、テストの点数)は自分のコントロールが及ばない多くの要因に影響され、反応が遅い——そのため日々の行動へのフィードバックとしては質が低い。先行的な行動指標は、実際にその日下した選択を反映し、即時のフィードバックを提供し、遅延した結果が悪化する前に適時の修正を可能にする。それはまた、焦点を自分がコントロールできるものに保つことで、内発的動機を維持する。
How to do it
- 目標とする結果を左右する重要な行動を特定する(記録した食事はカロリー摂取量を予測し、練習セッションはスキルを予測する)。
- 結果ではなくその行動を、毎日記録する。
- 結果指標は月に一度だけ確認する——先行行動が正しく選ばれているかを較正するために使い、日々の出来を判断するためには使わない。
- モチベーションが下がったときは、結果の数字ではなく行動の連続記録を見直す。
エビデンス
プロセス目標とアウトカム目標の区別は目標設定に関する文献でよく研究されている。プロセス目標(具体的な行動)は、進捗が不確かなとき、アウトカム目標よりも高い遵守率と低い不安を予測する。 (observational)
アウトカムの記録(体重)には、体重管理に関する直接の研究的裏づけがあるものもある。行動のみの記録が常にアウトカムの記録に勝るという主張は、領域によって調整されるべきである。
出典
- Kernan & Lord (1990), "Effects of explicit goals and specific feedback on escalation processes", Journal of Applied Psychology
よくある間違い
行動の代理として結果を記録し、先週の行動を反映するにすぎない結果によって、やる気が出たり落ち込んだりすること——フィードバックループが遅すぎて行動につながらない。
IX Coach でこれを実践する
More practices for 自己モニタリングを実践する
- 対象の行動を選択的にではなく一貫して記録する
調子の良い日だけ記録する、あるいはデータが悪く見えたらやめてしまうことは、この機序を台無しにする。
- 記録データを共有して社会的な説明責任を加える
自分の行動データを他者に見えるようにすると、プライベートな記録では生じない社会的コストが隔たりに加わる。
- 記録データの週次レビューをスケジュールする
レビューのないデータは雑音にすぎない——週次のパターン分析が記録を実行可能な洞察に変える。
- 対象行動と併せて感情や文脈をモニタリングする
行動記録に気分や文脈についての一行を加えるだけで、データは解決可能な問題に変わる。
- 自己評価を客観的データと定期的に比較する
人は自己モニタリングを体系的に誤って較正する——定期的な客観的チェックがそのずれを修正する。
- 記録疲れを防ぐために計画的なモニタリング休止を取る
持続的な自己モニタリングは燃え尽きを生む——明確な再開ルールを伴う計画的な短い休止が放棄を防ぐ。