夜間に時計を確認するのをやめる
時計を取り除くか隠すことで、脳を活性化させる「残り時間を計算する」ループを止める。
Why it works
夜間の覚醒中に時計を確認することは、中立的な出来事(目覚めていること)を破局的な計算(「今3時だ、あと4時間しかない、明日はボロボロになる」)に変えてしまいます。確認するたびにコルチゾールが上昇し、覚醒状態が長引きます。確認するという行為そのものも、条件づけられた不眠に特徴的な警戒心を強化します。時計を取り除くことは、その計算の引き金を取り除くことになります。
How to do it
- 時計の文字盤をベッドから見えない向きにするか、寝室から取り除く。
- アラームをセットし、目覚めても時刻を確認しないよう意図的に控える。
- スマートフォンをアラームとして使う場合は、画面を下向きにするか部屋の反対側に置く。
エビデンス
時計の確認は、Harveyの不眠の認知モデルで説明されている認知的な維持行動です。CBT-Iでは夜間の覚醒を持続させる持続要因として標的にされています。 (clinical)
時計を隠すことを単独の介入とした直接的なRCTのエビデンスは限られている。これは強力な総合的裏付けを持つCBT-Iプロトコル全体の一部である。
出典
- Harvey (2002), cognitive model of insomnia, Behaviour Research and Therapy
よくある間違い
「時刻を見るだけ」のつもりでスマートフォンを確認し、結局通知を目にしてしまうこと。これは夜中に社会的な刺激を注入することになる。
IX Coach でこれを実践する
More practices for 睡眠のための刺激制御
- ベッドは睡眠(とセックス)だけに使う
ベッドを厳密に用途限定することで、脳がそれを覚醒ではなく眠気と結びつけて学習するようにする。
- 眠れないときはベッドから出る
およそ20分間覚醒状態が続いたらベッドを離れ、ベッドで目覚めているという結びつきが強化されるのを防ぐ。
- 厳密で一貫した起床時刻を保つ
前夜どれだけ眠れたかにかかわらず、毎日同じ起床時刻を基準にする。
- 疲れているだけでなく眠いときだけベッドに行く
本当の眠気と単なる疲労を区別する方法を学び、前者を待ってからベッドに行く。
- 睡眠についての不安のループを断ち切る
眠れないことへの不安が眠れない主な理由になってしまうサイクルを断ち切る。
- 寝室全体を単一目的の睡眠合図としてデザインする
寝室全体が睡眠のように感じられ、見えるようにすることで、すべての環境的な合図が眠気を促すようにする。