ピラミッドのすべての階層で並行構造を使う
階層の同じレベルにあるアイデアは、文法的にも論理的にも並行しているべきである。
Why it works
並行構造は、ある階層にある項目が同じカテゴリーに属し、同じ重みを持つことを読み手に示す。並行していない項目は、読み手に追加の分類作業(「これらのうちどれが下位の論点で、どれが同等のものか?」)を強いる。これは作業記憶を消費し、理解力を下げる。脳は並行した文法を構造的な手がかりとして使う。それに反すると、暗黙の階層が崩れる。
How to do it
- 自分のアウトラインの各階層で、すべての項目が同じ文法形式(すべて名詞、すべて動詞句、すべて疑問文)で始まっているか確認する。
- ある項目を並行させられないなら、それはおそらく間違った階層にあるか、別の枝に属している。
- 「だから何?」のチェックでテストする。3つの論点を挙げるなら、それらはすべて親レベルにおける同じ「だから何?」の問いに答えるべきである。
- すべての並行する論点によって支えられない場合、親の主張を見直す。
エビデンス
並行構造は、レトリックと技術ライティングにおける長い歴史を持つ標準的な原則である。リスト処理に関する認知研究は、違反が処理の摩擦を生むという前提を裏付けているが、ビジネス文書における直接的な研究は乏しい。 (mechanistic)
過度に適用すると、並行構造はぎこちない、公式化された文章を生む。それはスタイルの目標ではなく、論理的な組織化のための規律である。
よくある間違い
項目を統語的には並行させながら(「Xをする、Yをする、Zをする」)、論理的には並行させないまま放置してしまうこと。Xは戦術、Yは原則、Zは注意事項――これは見せかけの視覚的対称性をつくり出す。
IX Coach でこれを実践する
More practices for ミント・ピラミッド原則
- 積み上げではなく、結論から伝える
まず自分の結論や提案を述べ、その後に裏付けとなる証拠を示す。
- SCQA(状況―複雑化―問い―答え)で問題を枠づける
SCQAフレームワークを使い、自分の推奨を述べる前に文脈をきれいに確立する。
- 裏付けとなる考えを、重複せず全体を網羅する分類にまとめる
3〜5個の裏付けとなる論点を、互いに重複せず、全体として論点を完全にカバーするように組織する(MECE)。
- すべての裏付けとなる論点に「だから何?」テストを適用する
各裏付けとなる論点は、ピラミッドの上にある問いに直接的かつ独自に答えるべきである。
- 自分が興味を持った問いではなく、読み手が心に抱いている問いに向けて書く
自分の分析とその結論からではなく、読み手の状況と差し迫った問いから始める。