自分が興味を持った問いではなく、読み手が心に抱いている問いに向けて書く
自分の分析とその結論からではなく、読み手の状況と差し迫った問いから始める。
Why it works
書き手の枠づけと読み手の実際の問いとのミスマッチは、内容が正確であっても無関連さを生む。読み手の脳はある問いを尋ねているのに、文書は別の問いに答えている。この仕組みは、ミスアラインされたSCQAと同じである。状況が読み手のメンタルモデルと一致しなければ、複雑化は誤った土台の上に着地する。読み手の問いを最初に特定することは、典型的な執筆プロセスを逆転させ、分析的な発見ではなくコミュニケーションの有効性に構成を固定する。
How to do it
- 書き始める前に、自分の主な読み手に名前をつけ、その人が最も答えを必要としている一つの問いを書く。
- 自分の書き出しの文が、扱いやすいと感じる別の関連する問いではなく、その問いに直接答えているか確認する。
- 読み手の問いとは違う問いに答える内容がある場合、それを読み手の問いに合わせて再構成するか、削除する。
- 複数の読み手がいる文書では、誰の問いが優先されるかを特定し、他の読み手には下位のレベルで明示的に対応する。
エビデンス
読み手中心の文章は、専門的・技術的なコミュニケーション教育における基礎的な概念である(スタイルについてのWilliams & Colomb、執筆を問題解決として捉えるFlower & Hayes)。読み手中心と書き手中心の文書の直接比較は理解度の違いを示すが、この研究は学術的な執筆の文脈におけるものである。 (mechanistic)
文脈によっては(説得的な文章、物語的なジャーナリズムなど)、書き手が意図的に、答えに着地する前に文脈を築くこともある。ピラミッド原則は分析的なコミュニケーションのための道具であり、あらゆるコミュニケーションのためのものではない。
出典
- Flower & Hayes (1981), "A cognitive process theory of writing," College Composition and Communication
よくある間違い
問い(「これがあなたの判断すべきことへの答えです」)からではなく、データ(「これが私たちが見つけたすべてです」)から書いてしまうこと。これは意思決定のサポートではなく、アナリストの文章を生む。
IX Coach でこれを実践する
More practices for ミント・ピラミッド原則
- 積み上げではなく、結論から伝える
まず自分の結論や提案を述べ、その後に裏付けとなる証拠を示す。
- SCQA(状況―複雑化―問い―答え)で問題を枠づける
SCQAフレームワークを使い、自分の推奨を述べる前に文脈をきれいに確立する。
- 裏付けとなる考えを、重複せず全体を網羅する分類にまとめる
3〜5個の裏付けとなる論点を、互いに重複せず、全体として論点を完全にカバーするように組織する(MECE)。
- ピラミッドのすべての階層で並行構造を使う
階層の同じレベルにあるアイデアは、文法的にも論理的にも並行しているべきである。
- すべての裏付けとなる論点に「だから何?」テストを適用する
各裏付けとなる論点は、ピラミッドの上にある問いに直接的かつ独自に答えるべきである。