その場で自動思考を捉える
それが生み出した感情だけでなく、浮かんだ具体的な思考に名前をつける。
Why it works
自動思考は、出来事に反応して心が生み出す、速く反射的な解釈である――それは意図的な推論のレベルの下で起こり、判断ではなく観察のように感じられる。それを捉えるには連鎖を遅くする必要がある:出来事→思考→感情→行動。思考が明示的に名づけられれば、それは評価できるようになる。名づけられないままだと、検討されない真実として作用し続ける。
How to do it
- 気分の変化(不安、いらだち、落ち込み)に気づいたら、立ち止まって問う:「今、何が頭をよぎったか?」
- その思考を完全な文として書く――「気分が悪かった」ではなく「私はこう思った:これは失敗する」と書く。
- その思考とともに、感情とその強さ(0〜100)を記録する。
エビデンス
思考と感情の区別は、ベックの認知モデルの基礎的な要素であり、ほぼどの心理的介入よりも多くのRCTの裏づけを持つCBTの中心にある。思考のモニタリングは、続く再構成のための前提となるスキルである。ホフマンらによるメタ分析のレビューは、思考のモニタリングが入り口のスキルとなる不安と気分障害全体にわたるCBTの強い有効性を裏づけている。 (clinical)
思考のモニタリングは構成要素となるスキルであり、ほとんどの試験ではその効果量を完全なCBTパッケージから切り離すことはできない。
出典
- Beck (1979), Cognitive Therapy of Depression, Guilford Press
- Hofmann, S. G., Asnaani, A., Vonk, I. J. J., Sawyer, A. T., & Fang, A. (2012). The Efficacy of Cognitive Behavioral Therapy: A Review of Meta-analyses. Cognitive Therapy and Research, 36(5), 427-440.
よくある間違い
感情は捉えても思考は捉えないこと――「不安を感じた」は何を変えられるかについての情報を含まない。「みんなに判断されていると思った」は検討する材料を与えてくれる。
IX Coach でこれを実践する
More practices for 認知再構成:役に立たない思考を変えるCBTの方法
- 働いている認知の歪みを特定する
全か無か、破局化、心の読みすぎといった歪みのタイプにラベルをつけ、その支配力を減らす。
- 思考を支持する証拠と反する証拠を検討する
思考を仮説として扱い、両サイドの実際の証拠を見つける。
- バランスの取れた代替の思考を生み出す
歪んだ思考を、偽りのポジティブなものではなく、より正確なものに置き換える。
- 完全なCBT思考記録を完成させる
すべてのステップをひとつの書かれた記録に組み合わせ、再構成を繰り返し使えるツールにする。
- 本物の行動実験で歪んだ信念を検証する
自分が抱いている信念についての証拠を集めるために、特別に小さな行動を設計する。
- 恐れを論理的な結末までたどって脱破局化する
恐れている結果が想像上の最悪ケースではなく、実際のサイズになるまで「それでどうなる?」を繰り返し問う。
- 再構成が厳しくなったときにセルフ・コンパッションを適用する
「友人の視点」を使って、恥を加えることなく歪みに挑むトーンを見つける。
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