完全なCBT思考記録を完成させる
すべてのステップをひとつの書かれた記録に組み合わせ、再構成を繰り返し使えるツールにする。
Why it works
再構成のプロセスを――単に考え抜くだけでなく――書き出すことは重要である。書くという行為はプロセスを遅くし、心地よい結論への早すぎる収束を防ぐからだ。完成した思考記録はまた再利用可能な成果物でもある:次に似た状況が起きたときにそれを見返すことで、修正された解釈が記憶からの自動的なものと競合できるようになる。これが再構成が最終的にそれ自体自動化されていく仕組みである。
How to do it
- 6列のフォーマットを使う:状況|自動思考|感情(強さ)|支持する証拠|反する証拠|バランスの取れた思考+再評価した感情。
- 引き金となる出来事と同じ日にそれを完成させる。
- 似た状況が起きたときに古い記録を見直す――作業はそれ自体の上に積み重なっていく。
エビデンス
CBTの思考記録は、標準化され十分に検証された介入の構成要素である。宿題の完了(思考記録を含む)はCBTにおいてより良い成果と関連づけられている。書かれたフォーマットは、純粋にセッション内での口頭練習よりも特に裏づけられている。カザンツィスらによるメタ分析は、認知療法と行動療法にわたる宿題と成果のつながりを定量化し、思考記録をセッション内だけでなく書かれた宿題として完成させることの根拠を強めている。 (observational)
宿題の完了と成果との関連は因果関係を確立するものではない。より意欲の高いクライアントは、独立した理由でより多くの宿題をこなし、より多く改善する可能性がある。
出典
- Burns & Spangler (2000), homework compliance and CBT outcome, Journal of Consulting and Clinical Psychology
- Kazantzis, N., Whittington, C., & Dattilio, F. (2010). Meta-Analysis of Homework Effects in Cognitive and Behavioral Therapy: A Replication and Extension. Clinical Psychology: Science and Practice, 17(2), 144-156.
よくある間違い
大きな危機のときだけ思考記録を行い、日常の小さな歪みを見逃してしまうこと――一貫した練習は、後により大きな出来事に対処するスキルを築く。
IX Coach でこれを実践する
More practices for 認知再構成:役に立たない思考を変えるCBTの方法
- その場で自動思考を捉える
それが生み出した感情だけでなく、浮かんだ具体的な思考に名前をつける。
- 働いている認知の歪みを特定する
全か無か、破局化、心の読みすぎといった歪みのタイプにラベルをつけ、その支配力を減らす。
- 思考を支持する証拠と反する証拠を検討する
思考を仮説として扱い、両サイドの実際の証拠を見つける。
- バランスの取れた代替の思考を生み出す
歪んだ思考を、偽りのポジティブなものではなく、より正確なものに置き換える。
- 本物の行動実験で歪んだ信念を検証する
自分が抱いている信念についての証拠を集めるために、特別に小さな行動を設計する。
- 恐れを論理的な結末までたどって脱破局化する
恐れている結果が想像上の最悪ケースではなく、実際のサイズになるまで「それでどうなる?」を繰り返し問う。
- 再構成が厳しくなったときにセルフ・コンパッションを適用する
「友人の視点」を使って、恥を加えることなく歪みに挑むトーンを見つける。
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