エクストリーム・オーナーシップを実践する
オーナーシップという考え方とその運用原則を、率直に評価する
エクストリーム・オーナーシップとは何か、どう実践するか?
エクストリーム・オーナーシップとは、元海軍SEAL将校ジョッコ・ウィリンクとリーフ・バビンが提唱した概念で、リーダーは自分の世界にあるすべて——成果、失敗、チームのパフォーマンス——を、言い訳もせず責任を下に押し付けることもなく引き受けるべきだとする考え方です。これは実戦で鍛えられた実務家のモデルであり、実験室で検証された介入ではありません。メカニズムは筋が通っていますが、根拠は体験的なものです。
エクストリーム・オーナーシップは、あらゆる失敗の原因を、リーダーが唯一行動を起こせる場所——自分自身——へと移し替えます。すべてがあなたのせいだという主張ではなく、オーナーシップを持つことこそが何かを修正できる唯一の立場だという主張です。以下は核となる原則それぞれについて、機能する仕組みと、根拠がどこから来ているかについての率直な評価です。
実践法
- すべてを引き受ける
チームが失敗したとき、リーダーはまず自分が何をしたか、あるいは何をしなかったかに目を向ける。
- 「悪いチームは存在しない、悪いリーダーがいるだけだ」
「悪いチームは存在しない、悪いリーダーがいるだけだ」とは、同じ人材でもリーダーシップが異なれば異なるパフォーマンスを見せるというエクストリーム・オーナーシップの主張であり、チームを見限る前に、実際にコントロールしているもの——自分自身の基準と明確さ——を変えるべきだという教えです。
- 信じ、そして理由を明確にする
自分自身が理解していない、あるいは信じていない使命へ人々を導くことはできない。
- エゴを抑える
エゴは判断を曇らせ、フィードバックを妨げ、意見の相違を勝負に変える。
- カバー・アンド・ムーブ(サイロを超えたチームワーク)
すべてのチームや部門は局所的に勝つためではなく、同じ使命に向けて互いを支えるために存在する。
- 分権的指揮
決定を問題に最も近い人に委ね、明確な指揮官の意図で境界を定める。
- 優先順位をつけて実行する
過負荷のとき、唯一最優先のものを名指しし、それを解決してから次へ進む。