再読の前に「閉じて想起する」

ある節を読んだら、本を閉じて、もう一度見る前に覚えていることをすべて書き出す。

Why it works

事前の想起なしに再読することは、想起(retrieval)ではなく再認(recognition)をテストしていることになる。教材を閉じることで再認の足場が取り払われ、学習者は生成の試み(generation)を強いられる ― これにより、実際に符号化されたものと、単に馴染みがあるだけのものとが明らかになる。生成の試み自体も追加の符号化として機能する。想起に成功すれば記憶痕跡が強化され、想起の失敗はまさに手を入れるべき隙間を特定してくれる。

How to do it

  1. 自然な一区切り(1ページ、概念の単位、問題のタイプ)を読む。
  2. 教材をすぐに閉じるか裏返す。
  3. 構造、例、細かいニュアンスも含めて、思い出せることをすべて書き出す。
  4. その後で初めて再び開き、想起した内容を本文と照らし合わせる。すべての隙間を次の学習対象として扱う。

エビデンス

テスト効果(testing effect)は学習科学において最も再現性の高い発見の一つである。記憶からの想起は、年齢、科目、教材の種類を問わず、再読よりも長期的な定着を生み出すことが記録されている。カーピキとブラント(2011)はさらに、想起練習が精緻化を伴う概念マッピング学習さえも上回ることを示し、この効果は単なる曝露の追加ではなく、想起という行為そのものから生じることを示唆した。 (rct)

テスト効果は事実的な内容の定着において最大となる。概念的理解と転移を構築するには、想起に精緻化を組み合わせたほうが、想起単独よりも優れている。

出典

よくある間違い

「想起」している最中にページの端をめくって答えを確認してしまうこと ― これは再認を想起の代わりに使ってしまい、演習全体を台無しにする。

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