早い段階でテイカーを見極める
テイカーのパターンを素早く見抜き、自分の寛容さがマッチャーや他のギバーへ流れるようにする。
Why it works
テイカーはギバーから価値を吸い取って去っていく。ギバーがこのパターンを早期に見抜けなければ、見返りをせず、それを次へつなげもしない相手に時間と社会資本を消耗させてしまう。その兆候はけちであることではない——テイカーはしばしば目上の人には気前よく与え、目下の人からは奪う。決め手となる指標は、その人の寛容さが一貫して一方向的かどうかだ。
How to do it
- 新しい相手が、すぐに自分を助けられない人々(アシスタント、若手同僚、見知らぬ人)をどう扱うかを観察する。
- 共同の成果について他者の功績を認めるか、それとも成果をすべて自分のものにするかに注意する。
- 小さく本物の助けを早い段階で与え、その関係の質が変わるかどうかを見る——マッチャーとギバーは見返りをするが、テイカーは吸収するだけだ。
- パターンが一方向的なら、将来の与える量を減らす(ゼロにはしない)。テイカーの態度が変わることも時にはある。
エビデンス
グラントは、面接調査を通じて、自己アピール、功績の横取り、一方向的な寛容さといったテイカーの行動的特徴を特定した。これらは観察的なヒューリスティックであり、検証済みの診断ツールではない。 (observational)
ギバー・テイカーの分類はヒューリスティックであり、人は状況によって振る舞いを変える。早すぎる判断でテイカーだと決めつけることは、自己成就的な予言となり、良い関係を築く機会を閉ざしてしまうことがある。
出典
- Grant (2013), Give and Take
- Grijalva, E., & Newman, D. A. (2015). Narcissism and Counterproductive Work Behavior (CWB): Meta-Analysis and Consideration of Collectivist Culture, Big Five Personality, and Narcissism’s Facet Structure. Applied Psychology, 64(1), 93–126.
よくある間違い
一度のやり取りだけで早急に判断してしまうこと——文脈は非常に重要であり、ある役割ではテイカーに見える人が、別の役割では寛大なギバーであることもある。
IX Coach でこれを実践する
More practices for ギブ・アンド・テイク:与える人が持つ優位性
- 5分間の親切
自分には5分の負担だが、相手にとっては何時間もの節約になる助けを差し出す。
- 自己犠牲的ではなく、他者志向であれ
自分自身の目標や関心にも資する形で、人を助ける。
- 信頼を築くために「非力な」コミュニケーションを使う
自信を示すよりも、質問し不確かさを認める——それがギバーからの信頼を築く。
- 助ける行為を専用の時間にまとめる
一日を通して集中を妨げるのではなく、決まった時間帯に与える行為を集中させる。
- 分ける前にパイを広げる
交渉では、自分の取り分を主張する前に、相手が本当に最も価値を置いているものを明らかにする。
- 気前よく、具体的に功績を称える
他者の貢献を、公に、具体的に、自分の手柄にすることなく取り上げる。