過剰正当化効果:報酬がモチベーションを殺す時
報酬が裏目に出る時、その理由、そしてそれを防ぐ条件
過剰正当化効果とは何か
過剰正当化効果とは、人がすでに楽しんでいる活動に対して予期された有形の報酬を提供することが、その報酬が取り除かれた後の、その活動への関心を損ないうるという発見です。レッパー、グリーン、ニスベットは1973年にこれを子どもを対象に実証しました。その後のメタ分析は、特定の報酬タイプについてこの効果が本物であることを確認していますが、「どんな報酬もあらゆる内発的動機づけを損なう」という強い主張は誇張されています。
今では古典となった実験で、マーク・レッパー、デイビッド・グリーン、リチャード・ニスベットは、絵を描くことを自然に楽しんでいた子どもたちを観察し、その一部に絵を描いたことへの予期された「優秀プレイヤー」賞を与えるようランダムに割り当てました。その後、賞を与えられた子どもたちは、賞を与えられなかった子どもたちよりも自発的に絵を描く頻度が減りました。そのメカニズムは、活動に対する外的な正当化を提供することが、人が自分自身の行動を自分にどう説明するかを変えうるということです。「楽しいからこれをしている」から「報酬のためにこれをした」へと。以下は内発的な関心を守る実践であり、それぞれにメカニズムと、エビデンスに対する正直な評価が付いています。
実践法
- 過剰正当化を生み出す3つの条件を知る
この効果には次が必要だ。最初からの内発的な関心+予期された報酬+タスクを行うことに対する報酬の条件付け。
- 自分の自己説明が関心から報酬へと移る時に気づく
「報酬のためにこれをしている」と考えている自分に気づいたら、過剰正当化の移行が起きているかもしれない。
- パフォーマンスのプレッシャーから自分の遊びの領域を守る
純粋に内発的なままの活動を指定する――評価も、報酬も、追跡もしない。
- 締め出された後に内発的な関心を回復する
損なわれた内発的な関心は、報酬を取り除き元々の理由に再びつながることで、しばしば部分的に回復できる。
- コンプライアンスではなくエンゲージメントをシグナルする報酬を使う
質や自分自身の目標に結びついた報酬は、単に活動を行うこと自体に結びついた報酬よりも動機づけをよりよく守る。
- 長期にわたって内発的な関心をモニタリングする
過剰正当化はゆっくりとした侵食だ――それを行っているかどうかだけでなく、まだその仕事に興味を感じているかを確認する。