実践前後で感情の強さを評価する

各思考記録の開始時と終了時に感情の強さ(0〜100)を記録し、実際の変化を追跡する。

Why it works

実践前後の評価がなければ、認知的再構成は純粋に抽象的なものに感じられる——何かが動いたのかどうかがわからない。数値化した感情評価は二つの機能を果たす。変化を可視化し、行動を強化する(思考記録を完了することが、数字が動くのを見ることで報われる)。そして、代替思考がうまく機能していないケース(数値が動かないのは代替思考が信じられていないか、ホットな思考が実は本当にホットではなかったことを意味する)を見つけ出す。

How to do it

  1. 思考記録の前に、感情を一語で名付け(不安、悲しみ、恥、怒り)、その強さを0〜100で評価する。
  2. 思考記録を最後まで完了する。
  3. 終了時に同じ感情を再び名付け、0〜100で再評価する。
  4. 記録の最中に生じた新しい感情があれば、それも評価する。
  5. 強度が20ポイント以上下がっていれば、思考記録は機能した。動かなかった場合は、本当のホットな思考を特定できていたかを見直す。

エビデンス

SUDS(主観的苦痛単位)に基づく感情評価は、CBTのセルフモニタリングにおける標準的な測定法である。感情を数値化するプロセス自体が情動制御と関連している——感情をラベル付けし評価することは前頭前野を活性化させ、扁桃体の活動を低下させる。 (clinical)

ラベル付けが扁桃体の活動を低下させるという効果は、情動ラベリング全般に関する神経画像研究から得られたものであり、構造化された思考記録の使用そのものから直接得られたものではない。臨床的な応用は論理的な延長線上にある。

出典

よくある間違い

「今はそんな気分じゃない」と実践後の評価を飛ばしてしまうこと——それは記録の中で最も有益な部分であり、それがなければその技法が自分に効いているかどうかを知る術がない。

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