ACCEPTS――危機からの構造化された気そらし
活動、貢献、比較、感情、押しのけ、思考、感覚を使って、危機の間の注意をそらす。
Why it works
注意は感情を増幅する:危機の痛みに持続的に焦点を当てることは、再活性化と反芻を通じてそれを強めてしまう。ACCEPTSは痛みを否定したり抑圧したりするのではなく、一時的に注意を他へ向け、感情反応がピークに達して自然に収まり始めるための時間を与える。これは時間を区切られ、最終的に問題への回帰と対になっているため、回避ではなく短期的な緩衝材だ。
How to do it
- 活動:注意を要するくらい没頭できる何か(ゲーム、タスク、散歩)を行う。
- 貢献:誰か他の人を助ける――焦点が外向きになり、別の感情システムが活性化される。
- 比較:過去にうまく困難に耐えた時のことを考える――今それができるという証拠だ。
- 感情:意図的に別の感情を生み出す(面白い動画、音楽など)。
- 押しのけ:危機をとりあえず棚に置き、後で戻る時間を決める。
エビデンス
ACCEPTSはDBT内で教えられる苦悩耐性スキルだ。注意をそらす仕組みは、感情が部分的には注意の焦点によって維持されていることを示す認知・感情科学に基づく。貢献は「ヘルパーズ・ハイ」と整合的だ――向社会的な行動は急性的に気分を改善する。 (clinical)
ACCEPTSは危機の瞬間をつなぐためのツールであり、長期的な戦略ではない。根本の問題への対処を先延ばしにするために気そらしを使い続けることは体験的回避に当たる。
出典
- Sheppes, G., & Meiran, N. (2007). Better late than never? On the dynamics of online regulation of sadness using distraction and cognitive reappraisal. Personality and Social Psychology Bulletin, 33(11), 1518–1532.
- Sheppes, G., Scheibe, S., Suri, G., & Gross, J. J. (2011). Emotion-regulation choice. Psychological Science, 22(11), 1391–1396.
- Dunn, E. W., Aknin, L. B., & Norton, M. I. (2008). Spending money on others promotes happiness. Science, 319(5870), 1687–1688.
- Curry, O. S., Rowland, L. A., Van Lissa, C. J., Zlotowitz, S., McAlaney, J., & Whitehouse, H. (2018). Happy to help? A systematic review and meta-analysis of the effects of performing acts of kindness on the well-being of the actor. Journal of Experimental Social Psychology, 76, 320–329.
よくある間違い
問題に戻ることなくACCEPTSを無期限に使い続けてしまうこと――気そらしは危機レベルの応急処置であり、恒久的な戦略ではない。
IX Coach でこれを実践する
More practices for 苦悩耐性スキルを実践的に理解する
- TIPP――体の化学反応を素早く変える
体温、激しい運動、ペースを整えた呼吸、漸進的筋弛緩法を使って、体の側から圧倒感を下げる。
- この瞬間を「IMPROVE」する
イメージ、意味づけ、祈り、リラクゼーション、一つのことに集中する、休暇、励ましを使って今を乗り切る。
- 行動する前に、衝動の長所と短所を書き出す
危機の衝動に従う前に、その長所と短所を書き出す――決定を「賢明な自分」に取り戻すために。
- 危機の中での徹底的な受容
今これが起きていることを完全に認める――現実との戦いをやめ、乗り切るためのエネルギーを解放する。
- 五感を通じて自分自身をなだめる
危機がピークに達している間、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を通じて意図的に自分自身を心地よくする。
- 受容へと心を向け直す
受容を能動的に選ぶ――一度だけでなく、心が反発するたびに――一つの状態ではなく、繰り返す実践として扱う。
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