成果だけでなく成長を祝う
数字を達成したかどうかだけでなく、自分がどんな人間になりつつあるかという進歩を認める。
Why it works
シェルドンは、自己一致した目標が達成時にウェルビーイングを生むのは、部分的には、それらが基本的な心理的欲求(自律性、有能感、関係性)を満たすからであり、単に成果が到達したからではないことを発見した。これは、ウェルビーイングの見返りが目標の追求が生んだ成長から来ているのであって、単なるマイルストーンそのものからではないことを意味する。過程で培われたスキル、習慣、人格を祝うことは、次のサイクルに向けた動機を保つ。
How to do it
- それぞれの意味あるマイルストーンで、何を達成したかだけでなく、何を学んだか、あるいはどんな人間になったかを明示的に名付ける。
- 始めたときには存在しなかった具体的な能力や習慣について簡潔な記録をつける。
- 目標が達成されなかったとき、新しい目標を設定する前に、それが生んだ成長を回収する。
エビデンス
シェルドンとエリオットの自己一致モデルは、目標達成が達成そのものではなく欲求充足を通じてウェルビーイングを生むと予測する。根拠は観察的であり、欲求充足の自己報告尺度に基づいている。 (observational)
自己報告研究であり、「成長が起きた」ことと「成長したと感じた」ことをきれいに切り分けるのは難しい。効果量は控えめである。
出典
- Sheldon & Elliot (1999), goal striving, need satisfaction, and longitudinal well-being, Journal of Personality and Social Psychology
よくある間違い
一つの目標を達成した後すぐに次の目標に飛びつき、追求が生んだウェルビーイングやアイデンティティの変化を何も刈り取らないこと――そして努力が報われるという感覚を決して築けないこと。
IX Coach でこれを実践する
More practices for 自己一致目標を実践する
- それぞれの目標を追う理由を点検する
それぞれの目標が興味や価値観に駆動されているか、罪悪感や外的圧力に駆動されているかを確認する。
- それぞれの目標を、名付けられた個人的な価値観に結びつける
目標を特定の価値観の表現にすることで、困難がピークに達したときにも動機を保ち続けられるようにする。
- 本物の興味と演じられた興味を区別する
本当に好奇心を持っている目標と、好奇心を持つべきだと信じている目標を分ける。
- 目標を回避としてではなく、接近すべき対象として枠づける
何から逃げようとしているかではなく、何に向かって進んでいるかを述べる。
- 定期的な間隔で目標と自己の適合を見直す
成長するにつれ、かつて自己一致していた目標の一部が不一致になる――意図的にそれらを見直す。
- 目標を追求しながら自律性の感覚を守る
コーチや上司、パートナーが関わっていても、目標を自分自身のものとして保ち続ける。