目標を回避志向ではなく接近志向として組み立てる
「健康になる」は「座りっぱなしをやめる」に勝る——恐れているものから離れる方向ではなく、望んでいるものへ向かう方向で目標を組み立てる。
Why it works
目標システムの研究と密接に関連する制御焦点理論は、接近目標(望ましい状態へ向かうこと)を回避目標(望ましくない状態から離れること)から区別する。回避目標は認知的に負担が大きい。成功が否定的な状態の不在によって定義され、それは永続的に不確かだからだ。接近目標はより明確な進捗の信号を提供し、より高い粘り強さと幸福感と関連づけられている。
How to do it
- 現在の目標を見直し、回避として組み立てられているもの(「Xをやめる」「二度とYをしない」)を特定する。
- それぞれを接近目標として書き直す——自分が向かっているポジティブな状態は何か?
- 追跡と自己対話の中で接近の枠組みを使う——否定的なものからの距離ではなく、目標への進捗を記録する。
エビデンス
相当な量の研究が、接近目標が回避目標と比較してより高い幸福感、粘り強さ、パフォーマンスと関連することを示しており、回避の枠組みは挫折が起きた時のより高い不安とより多くのタスク離脱と結びついている。 (observational)
一部の研究は、高脅威あるいは短期間の文脈では回避目標が効果的であることを見出している。パフォーマンスのコストは、より長い期間で最も顕著になる。
出典
- Elliot & McGregor (2001), "A 2x2 achievement goal framework", Journal of Personality and Social Psychology
- Elliot, A. J., & McGregor, H. A. (2001). A 2 × 2 achievement goal framework. Journal of Personality and Social Psychology, 80(3), 501–519.
よくある間違い
回避の枠組みを保ったまま(「ジャンクフードを食べないようにしている」)接近のように聞こえる言葉を装飾として加えてしまうこと——効果を駆動するのはラベルではなく根底にある表現だ。
IX Coach でこれを実践する
More practices for 目標システム理論:目標同士がどう作用し合うか(そして互いを損なうか)
- 多目的な手段を設計する——一度に複数の目標に資する活動
複数の目標を前進させる活動は、より活力を感じさせ、より始めやすい。
- 互いを損なう前に目標の葛藤を表面化させる
同じ時間や感情的な余力を奪い合う目標は互いを抑制する——その葛藤を明示的にする。
- 選ぶ手段を通して目標へのコミットメントを強める
コミットする道が、その目標をどれだけ強く追求するかを形づくる——異なる手段は異なる献身のレベルを生む。
- 等目的性の罠を避ける:道が多すぎるとコミットメントが下がる
同じ目標を達成できる手段が多くある時、どの一つへのコミットメントも弱まる——道を絞る。
- 一つの目標が支配的にならないよう、目標ネットワークのバランスを取る
単一の高優先度の目標に支配された目標ネットワークは、他のすべての目標から注意と資源を枯渇させる。
- 下位の目標が上位の目標に資しているか、目標階層を見直す
日々のタスクが価値観から切り離されている時、モチベーションは謎めいた形で消えてしまう——その階層の隙間を閉じる。