可能自己への行動の橋をかける

希望する自己が行う具体的な行動を一つ特定し、それを今日できるものにしてから――実行する。

Why it works

可能自己が動機づけ上活性であるのは、それが現在の行動に結びついているときだけである。行動の橋がなければ、未来の自己は行動の指針というよりも心を鼓舞する物語にとどまってしまう。この結びつきは双方向である――希望する自己に結びついた行動に取り組むことは、その自己の表象を強化し、それをより鮮明でよりアイデンティティに関連したものにする――それが今度はその行動を持続させる。アイデンティティと行動は互いを構築し合う。

How to do it

  1. 希望する自己の描写から、その人物が日常的に行う行動を五つ挙げる。
  2. それらを、今日一度実行するとしたらどれが最も実行しやすいかでランクづける。
  3. 最も実行しやすいものを今日、その人になる準備としてではなく、すでにその人であるかのように実行する。
  4. 実行したあと、一文書く――「[アイデンティティのラベル]である人は[行動]をする」。行動にアイデンティティを主張させる。

エビデンス

自己知覚理論(Bem、1972)は、人は自分の態度やアイデンティティを自分の行動から推論すると主張する。これを可能自己理論と組み合わせると、「そうであるかのように振る舞う」ことは単なる行動変化ではなくアイデンティティの更新を生むことが示唆される。 (mechanistic)

自己知覚理論と可能自己理論の統合は理にかなっているが、この組み合わせたメカニズムを記述通りに直接検証した統制研究は存在しない。

出典

  • Bem (1972), "Self-perception theory", Advances in Experimental Social Psychology

よくある間違い

可能自己の取り組みを行動から切り離された視覚化エクササイズとして扱うこと――行動がなければイメージはしぼみ、それが生み出した動機づけは数日で消散する。

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